ホルモンや皮脂の分泌量が低下して、カサカサ、パサパサになる
How to make dandruff not face.
女性ホルモンの分泌量が減って肌が萎んでくる。
性ホルモンの働きにより、男らしさ、女らしさというのが決まるというのは保健体育の授業で教わったのでご存じだと思います。
女性の場合はエストロゲンというホルモンが分泌されることで、肌の美しさと若さを保っています。エストロゲンはときめくことでも分泌量が増えることでも有名ですよね。
● 肌の水分量を増やし、潤いアップ
● コラーゲンの産生力をサポートし、シワ・たるみを防ぐ
● ハリツヤのある髪の毛をつくる
● キメを細かくして毛穴を目立たせない
● 皮脂腺の働きを抑制して過剰な皮脂分泌を防ぐ
肌に関係する効果でいうと、以上のようなものがあります。美肌にとってはなくてはならないものだというのは一目瞭然ですよね。
そんな女性ホルモン(エストロゲン)なんですが、悲しいかな、やっぱり加齢とともに分泌量が減ってきてしまいます。
東洋医学ではホルモンの働きを「腎」といったりしますが、この腎の働きは7の倍数の年齢のときに大きく変化するといわれていて、
ちょうど35歳前後で減少期に入るといわれているんですね。実際、卵巣の働きはこれぐらいの年齢から低下してきます。
女性ホルモンの減少の影響が心身の不調として表面化するのは更年期といわれる40代後半からですが、美容面では30代後半ぐらいから髪や肌にあらわれてきます。
ハリや弾力がなくなったり、乾燥するようになったり、キメが乱れたりするのは女性ホルモンの減少も要因の1つなんですね。
そのため老けないためには、女性ホルモンの分泌量をできるだけ維持するということが大切になってきます。
食生活、運動、睡眠、ストレス、身体を冷やさない、過度なダイエットをしないetc...。当たり前のことをしていれば大丈夫ですね。
特に食生活・ストレス・冷えの3つが女性ホルモンにとっては大敵ですから35歳からは子宮・卵巣を労わるケアを意識しましょう。
10代、20代の頃から子宮・卵巣にやさしい生活をしてきたという人はそれだけ貯金があるので、卵巣も若く、女性ホルモンの分泌量も維持できるはずです。
40代になると皮脂量は20代の約半分にまで落ち込みます。
肌表面には皮脂がつくった天然の保護膜があり、肌を外部刺激や乾燥から守ってくれています。
ニキビの原因になるとかテカる原因になるということで嫌われる皮脂ですが、そんなことをいっていられるのは20代前半までです。
アンチエイジングのことを考えるといかに皮脂の分泌量を維持して、今ある皮脂を守るかということが重要になってきます。
なので、皮脂の分泌量が減り始めているというのに10代20代の頃と変わらない洗顔やクレンジングを続けるというのは問題外なんですね。
皮脂の量は、皮脂腺の大きさによって左右されるもので、男性ホルモンへの感受性が高い肌質の人ほど皮脂腺が大きくなります。
男性は基本的に皮脂腺が大きく、皮脂の量も多いです。女性にもごく稀に男性並みの人がいます。
ただ、一般的には女性は男性と比べると明らかに皮脂の分泌量が少ないので、乾燥に弱いんです。老人性乾皮症という乾燥肌に似た皮膚疾患があるんですが、
女性のほうが発症年齢は早いです。これは間違いなく皮脂の分泌量の違いによるものでしょう。
皮脂不足による乾燥が気になってくるのは30代に入ってからと40代になってからの2回あります。20代のピーク時に比べてガクン、ガクンといった感じで、
2段階の減少期があるんですね。その結果、40代には20代の半分の皮脂量しかなくなってしまいます。
皮脂を維持するには、皮脂の材料となる糖質や脂質を摂取するようにするとか、肌が冷えないように外出する際はマスクをして保温するといった手段がありますが、
皮脂そのものを増やすというのはなかなか難しいので、スキンケアで油分を補うというのが手っ取り早い方法になると思います。
ベタつきそうだからとかテカリそうだからと敬遠している人も多いんですが、皮脂が減り始めた肌にはオイルを使ったスキンケアが不可欠なんですね。保湿クリームは毎日のスキンケアに欠かせないアイテムになりますし、
アルガンオイルやオリーブオイルといった皮脂の代わりをしてくれる美容オイルを使う場面もでてくると思います。
→オイル系スキンケアの活用方法について
どちらかというと悪者扱いしていた皮脂が時を経て、今度は死守する存在に変わるというのはなんだか不思議な話ですよね。
若いころオイリー肌で悩んでいた人は、年齢を重ねてからはそのオイリー肌に救われることになりますし、人生なんだかんだでうまく帳尻が合うようになってるなと実感します。